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母国より日本で売れた、極上のメロディアスロック Fair Warning (1) [Fair Warning]

90年代、ハードロックは、メロディを重視すると、アメリカ・ヨーロッパのマーケットで売れない、という状況があったようです。

この、「Fair Warning」も、ドイツのバンドでありながら、

日本での人気の方が高かったという、珍現象が起きていました。

CDの売り上げでは、日本のアーティストを抑え、

記憶が確かならばTOP10に食い込んでいたと思います。


なぜ、彼らが母国やヨーロッパで売れなかったのか、はさておき、

日本で売れた理由は明確です。

「極上のメロディ」「泣きのバラード」

これにつきます。


まぁ、聴けばわかります。彼らのバラードを続けて貼っておきます。

1st Fair Warningより、

Long Gone
Take me up





まず、公式がないので致し方ないのですが、

この2曲で、なぜ日本で売れたかは分かっていただけたのではないでしょうか?


高音域でも伸びのあるトミー・ハートのボーカル

ツインギター、それも、

「スカイギター」を用いた、より高音域のギター演奏を可能にしていたギタリスト、ヘルゲ・エンゲルゲ、

彼らの紡ぎだすミュージックは、当時の流行りなど関係なく、とことんメロディを追及していて、今後世に送り出される
2nd RAINMAKER
3rd GO!
4th FOUR
まで、アルバム全体を通して、ほぼ捨て曲はない、と断言できます。

まぁ、売れなかったのは、当時の流れにあっていなかったのと、「奇をてらっていなかった」、という点でしょう。

NIRVANAやGUNS N' ROSESのような、今までの音楽シーンをぶち壊すようなもの、ではなかったからではないでしょうかね。

ただ、今聴けば、このようなバンドの方が、今は存在価値が高い気がしてなりません。
メロディにここまでまっすぐなバンドは、なかなかお目にかかれませんから...

もう2曲、1stから、僕の好きな曲を貼っておきます。

One Step Closer
Hung On







フェア・ウォーニング

フェア・ウォーニング

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/10/11
  • メディア: CD



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