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バラードメイカーのスコーピオンズで何が悪い! [SCORPIONS]

ハードロックのジャンルに「ジャーマンメタル」というものがあります。

文字のごとく、ドイツのバンドによるハードロック全般にかかる呼称のようなものですが、


僕の年代では、絶対的にジャーマンメタル=HELLOWEENのイメージが強く、

スピード感のある、メロディックロックで、やや軽快なものを「ジャーマンメタル」と認識していました。
https://love-music-03s.blog.so-net.ne.jp/2018-10-16-1(Helloweenに関して)


本来は、ヨーロッパの中でもドイツで、60年代から革新的なロック(プログレッシヴ・ロック)が多く出ていたための呼称であるようですが、

SCORPIONS(スコーピオンズ)は、1965年から活動を始め、解散騒動を経たものの、今現在も活動を続けている、ジャーマンメタルの雄と呼んでも過言ではないようです。


このアラフォーの僕にとっても、スコーピオンズは「古い」バンドであって、彼らのすべてを知り尽くしているわけではありません。

コアな方は、70年、80年の彼らをしっかりと聴き続けていて、その「良き」を知っている、

だから、僕なんかが知識で太刀打ちできるものではありません。


興味を持ち始めた「1990年もの」から聴き始めた、のですが、


聴き始めたきっかけが、ラジオで紹介された「Wind Of Change」で、

初めて買った彼らのアルバムが「Pure Instinct」というのが、

彼らへの認識を誤らせました。


「彼らは、素晴らしいバラードメイカーだ」と。

実際は、エッジの効いたロックも聴かせてくれる、正統派のロックバンドだったのですが。


ですが、彼らのバラードは、すごくきれいで、

日本で言うなら、小田和正、でしょうか。

声は、よく似ていますよ、クラウスのボーカルと小田さんのボーカルは。

だから、彼らの印象が僕の中で「バラードメイカー」になってしまいました。


まずは、Wind Of Change(1990年)でしょう。

東西ドイツがベルリンの壁の崩壊とともに統一し、冷戦の終結を象徴したことを受けて作られた曲。



この、きれいなバラードの路線で、アルバム「Pure Instinct」(1996年)は作られました。

なので、やたらとバラードが多い。ただ、どれも「良き」です。


Pure Instinct

Pure Instinct

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Friday Music
  • 発売日: 2009/10/06
  • メディア: CD



なぜか、コアなファンの間では評価が低いとされている、このアルバム。

「エッヂが足りない」とか。あのね、

これらの曲を聴いて、評価を低くする所以が全く理解できません。

5曲、聴いてみてください。

Wild Child
Does Anyone Know
When You Came Into My Life
Where The River Flows
Are You The One?











盛り上がる曲もあれば、このような素敵なバラードも歌いこなす。

だから、半世紀もの間、音楽活動を継続できる。

年代をこえて、感動できる。

ただただ感服しかないですね。




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